LS3 ライブ終了 ありがとう!

夕べはLS3のライブ、いつもの中目黒・楽屋さんで無事に終了しました!

連休明けの水曜だし、事前に頂いた予約も少なかったのでちょっと気になってたけど、蓋を開けてみると予想以上に来て頂けました。

ぶっちゃけ、ライブを打つにあたっては集客っていうのはいつも心配の種で、練習よりもそっちに時間を使ってたりして、大変なもので。LS3も、最初は数人のお客さんだったし、毎回宣伝ばかりで申し訳ないなと思いながら、百何十通のダイレクトメールを一筆一筆書いたり、それでも集まらなかったり。

でももう丸4年に達したLS3、辞めずに続けてきたら最近はようやく付いて来て下さるお客様が増えてきて、今年に入ってからは心配もかなり減ってきました。本当にありがたい。

僕ら自身も毎回のライブで新しい発見があり、修正すべき点も、自分らのいいところも、まだ見つかるのはこのバンドが生きているからで、息をし続ければお客さんにもきっと伝わるだろう、と信じてやろうと思います!

フラメンコ界では異端だけど、一般の音楽ファンからも「面白いバンドがあるんだよ」と自慢してもらえるようになりたい。

そうそう、もう次回決まってるんです。12月19日(土)同じく楽屋さんで!クリスマス・年末スペシャルのメニューでお贈りしますので是非来てください!

 

自分の中のスタンダード

先日FBに、

自分は多作にはほど遠く、そもそもそんなに言いたいことがある方じゃないので、
創作に当たってはホントに産みの苦しみにのたうちまわり、捻り出すのが精一杯なのです。
人前に出るのも好きではないし。
なのになんでわざわざ好き好んでそんなことするんだろうね、そこが自分に対する最大の謎。

ていう投稿をしました。

ご無沙汰している、尊敬するミュージシャンの方から思わぬ嬉しいメッセージをもらったりして、ありがたいなあと思った訳だけど。

で、思い出したのが、The Policeの頃から敬愛してやまないStingが、最近までの10年程、全く曲が書けなくなったって言ってたこと。Stingさえそうなのかー。

まあ、偉大なStingと自分を比べるのもなんだけど、もう一つStingの言葉で

「15年も前に作った曲でも、夕べ書き上げたかの様な気持ちで唄うのが自分の仕事だ」

って言うのを思い出した。その言葉を聞いたのはもう10年くらいになるけど、てことはその頃からStingは曲作りに行き詰まってたのかな、それでそういう言葉が・・・?

にしても、当時その言葉にはいたく感動したのを思い出した。

そうか。自分も「僕のバラは君のこころ」は15年前、「ミラメ」は11年前に書いた曲だけど、今でもちっとも飽きないし、唄うときは初めて唄うような、緊張と、瑞々しい気持ちになる。

スタンダードって呼ばれる曲は、みんながそういう風に思える曲なんだなきっと。自分がそういうスタンダードを書くのは夢だけど、自分の曲で自分自身がそのように感じる曲は、自分にとってのスタンダードって呼んでもいいんじゃないかな。

曲を量産するのは出来ないけど、唄う瞬間に自分自身がいつも新鮮に感じる、そういう歌を一つずつ作っていけばいいんだね。

勝ったことが無い

思えば人生で一度も「勝った」事が無い。

受賞歴もなければ、勝ち抜いたと実感するほどの受験も経験せず、

入れる会社に入り、平凡な実績を積むに過ぎず、

流れのままにフラメンコの仕事を始め、

ここでも賞や栄光とは無縁で、

目の前の事をなんとかこなしてきた。

 

もちろん頑張って来た自覚はある、

けれど周りにはもっともっと頑張って来た人が沢山いて、

勝ったことがないのは、「勝負」を避けてきたからだけなんじゃないかと

思うと恐ろしい気持ちになる。

 

でも、勝たなくても得たものはある。

唯一の自信の源であるこの声と、

それがいいと言ってくれる仲間やファンの人達と、

勝ち負けと関係のないところで愛してくれる身の周りの人。

 

これから勝負することってあるのかな。

しないと先へ進めないところに来てるのかもしれない気もする。

どうなんだろうね。

8月6日

今日も平和な1日だった。

自分の周りはね。

永遠なんていう言葉も、とうの昔に信じなくなったけど、

守り通さなきゃいけないものもあるね。

風鈴だもの。

創作に行き詰まるといつも自分の中に何も無いのを感じて苦しんだり、普段でも「この人、中身の無いなあ」とバカにしてみたり、要するに自分のやりたいことや、表現したいモノは自分の中に在る、と思ってたけど。

先ほど、日高屋で冷やし中華を食べてるとき突然、案外そうでもなくて、外側にあるのかなと思えてきた。それらは自分の周りの、外側にあって、自分は何かの変換装置なだけで、例えば自分は唄う装置で、画家と呼ばれる人は描く装置、そんなクリエイティブな仕事でなくても、日々の物言いであったり、人との接し方であったり、それは過去から現在に至る、自分の周りにあったもの達が身体の中を通って変換された結果なんではないかしら。

そしたら自分のことが、風になびく風鈴ように思えてきた。みんなも風鈴だとすると色んなのがあって、大きな風に割れ鐘の様に鳴る物もあれば、微細な風に繊細に鳴るものもあるよね。ある特定の風にしかなびかないとか。

なんていうか、表現ややりたいことが自分の中にあると思うと、辛くなるときあるし、そもそも思い上がりなのかもしれないし。自分はいい音で鳴るように日頃から鈴を磨いて、良い風に敏感にそよげるように、あれなんだっけ、風鈴に付いてる短冊みたなやつ、あれを準備しておこうと思います。

 

ツアー後記

もう先々週の事になってしまいましたが、久々の大渕博光 with Triánguloのツアーも終わりました。

初日、台風18号の来襲で、クルマ移動の僕らはどうなることかとおもったけど、通行止めになった東名から中央道に切り替えてなんとか無事に大阪へたどり着きました。

大阪 ミスター・ケリーズ
3度目になるケリーズさん。この日はなぜかMCが絶好調だったらしく(Pf奥山・談)、初日ということもあってテンション上がりました。曲も多めにやっちゃった。景気づけの1発て感じで。

倉敷 ペニーレーン
お初です。行ってから知ったけど、B・伊藤が「これまでで最強のを連れて行く」とか宣言してたそうで、そんな期待を裏切る訳にはいかないわけで、どきどきしたけど、皆さんとても喜んでくれました。なんていうか、今回の旅はオープンに音楽を楽しんでくれるお客さんに恵まれてる気がしました。お店のオーナーさんは愛ある厳しさでミュージシャンを見てくれてることが感じられて、気持ちも引き締まりました。

高松 SO NICE
ここもお初。高松はジャズも盛んで、この日も楽器をされてるお客様が多数。そして、オーナーさんも唄うということで1曲、デスペラード歌ってもらったらこれが絶品で。あんなに上手いのにひけらかさないところもまた。激しく刺激を受けました。そうそう、この日は皆既月食だったね。

京都 きらきらひかる
またしてもお初。京都市内でもかなり北の方の、鴨川沿いに在る和食レストラン。1930年代製のコンサートグランドピアノがいい味出してました。新しい出会いもまたあり。自分が唄うことで、というとおこがましいけど、人が繋がっていくのも嬉しいもんです。

四日市 Club Pazzo
最終日。そして来たかった場所。2年以上振りで、お店も広くなってだいぶ様子も変わったとはいえ、ただいま!と言いたくなる場所。名古屋方面で世話になっているフラメンコ舞踊家の高村康子さんにゲスト出演を依頼していたんだけど、選曲が「チルハナウタ」っていう意外さ。和物のバラードをどう踊ってくれるのかなと期待してたら期待以上のものを返してくれました。感謝!
本当は朝まで打ち上がりたかったんだけど、次の日が横濱ジャズプロムナードで朝6時半の出発だったもんだから、残念ながら早めに引き上げました。

たったの五日間だったけど、毎日が違う空気感でライブをし、同じ曲も毎日変化をし、発見をし、素晴らしい音楽にまみれて感動を共にした充実の五日間でした。各地でお世話になった皆さん本当にありがとう。感謝します!LOVE!