EL RESTOさんと共演・・・から思うこと。

夕べはパーカッショにスト伊波淑君率いる「EL RESTO」のライブにゲストで参加しました。

EL RESTOってスペイン語で”一休み”って意味なんだけど、昨日のライブ会場は下丸子駅前の「一休」っていう居酒屋。

ほらね、そういうわけで、元々この地域がホームグラウンドの淑君が、居酒屋・一休のために作ったバンド、らしいです。

ベースの澁谷さん、ピアノのあびるさん。伊波・澁谷コンビはご存じ「Sociedad Secreta」のメンバーですが、あびるさんとは初共演。

僕の拙い譜面を初見で、なのにとても気持ちの良い演奏で嬉しくなってしまった!ほんとスゴい人達だ。

お客さんはメンバーのファンの方達と、恐らく地元のお店のファンの方々。

すごく聴いてくれて、すごく盛り上がってくれた。またまた嬉しくなった。

打ち上げもお店で、とても美味しい食事がわんさと出てきて、ホントに楽しいメンバーとくだらない話で大いに笑い、心が癒やされた。

 

昨日のメンバーは、人柄からも演奏からも、本当に音楽って楽しいもんだと教えてくれる。

また音楽に救われる。

僕はこの声を授かれて良かった。

僕は、僕の中身には何にも無いが、この声のお陰でようやく人と繋がれてるような気がする。

そして、音楽で人を救おう!なんて傲慢には言えないけど、同じように、僕らの音楽を聴いてる間だけでも、ホッと一休みしてくれる人が居たら嬉しいなと思います。

踊り候え

もう一昨日になりましたが、「金沢フラメンコ祭り・踊り候え(鴨居玲へのオマージュ)」無事に終わりました。

昨年の春に決まった公演、その後、金沢に縁の深い画家・鴨居玲の没後30年でもあり、彼を題材にした舞台を作ることになりました。
そしてそんな大切な舞台の演出を、なんの実績もないこの僕に。

舞台を創るということには前々から興味はあったけど、いきなりの大きな舞台・重い題材で、果たしてうまく行くのか、と思いました。

 

うまく行ったと思います。とても。

 

それは、舞台は決して演出家の物ではなくて、出演者はもちろん音響・照明・舞台の各スタッフや、プロデューサーとしての金沢芸術創造財団の方々のそれぞれの素晴らしい働きによって出来上がるものだから。その事がとても良くわかった公演でした。関わった全ての皆さんに最大限の感謝です!

しかしやっぱり、こういう立場で参加すると、舞台が終わってちゃんと拍手がが来るのかホントに不安になった。ちゃんと頂けましたけどねw
さすがに精魂尽きた感じだったので、今日は1日地元の港を見たりしてリラックス。

演出の仕事。またやってみたい気もするし、しんどい気もするし。
でも、照明が入ってからのリハーサルで、冒頭のシーンが動き出したとき、普段してるみたいに、自分が譜面に書いた曲がメンバーに手渡されバンドがサウンドし始めたときと同じような感動があった。僕は楽器が苦手だが、そういう風に創造の喜びは共有出来る。踊りも照明も出来ないが、舞台を創る喜びは共有できる。
やっぱりやってみたいです。

2016年1発目は”Sociedad Secreta”!めでたい!

ダウンロードうっわ、もう2015年も終わる!

今年は何したオレ?

結構頑張った?!

頑張った結果このバンドも出来た!

“Socieda Secreta”

これからどうなっていくのか?!

そこがおもしろい!はず!

観に来なさい!

1月11日(祝)
19:00オープン/19:30スタート
自由が丘 ハイフン http://r.goope.jp/hyphen/top
¥2,500+オーダー
Vo/Gt 大渕 博光
B   澁谷 和利
Per 伊波淑

歌詞集「Mirame」

MIRAME

祈りの城、まだ見たことのない
言葉と想い少しずつまじり合って
消えろ夢など 溶けて飛んでった

誰かが唄う 古い詩人の歌
耳に残って 行き先を見失いそう
僕のつぶやき 君のメロディ

Mirame…僕を見つめてよ
Mirame…僕を認めてよ
Mirame…Ay! Mirame.

祈りの城 まだ見つからない
海に沈んだ りんごを探しに行かなければ
子供のように 時間も気にしない

何を話そう なんて決めてない
言葉こぼれて はじめて気がつくんだ
君は太陽 そして僕は月

Mirame…僕を見つめてよ
Mirame…僕を認めてよ
Mirame…Ay! Mirame.

もうなにもいらない もうなにも欲しくはない
闇を束ねて 差し出すから
光集め 数千倍で 照らしてくれ

祈りの城 まだ見つからない
海に沈んだ りんごを探しに行かなければ
子供のように 時間も気にしない

Mirame…僕を見つめてよ
Mirame…僕を認めてよ
Mirame…Ay! Mirame.

「Este Amor」より(King record 2005)

 

10年間、ライブではほぼ毎回唄っている大切な曲。

最初にサビの「ミラミラミラ、ミーラ、ミラメ」っていうのが浮かんできた。
そのあとに「僕を見つめてよ」「僕を認めてよ」ていうのが繋がってきた。

今思えばなんとも辛気くさい言葉だけど、これが出てきた時、唄いながら涙が出てきた。

頭の循環コードができあがって、大まかなメロディーが出来てきた。この頃の作曲ではインチキスペイン語なめちゃくちゃな言葉でメロディを唄ってから、その雰囲気に近い日本語を探す方法をとってた。「祈りの城」なんてそもそも何のことか判らないよね。最初に「Lilo lilo lilo」って唄っていたので、意味よりも音感優先で。

そうそう、残りの歌詞のほとんどはその頃夏によく行ってた、バイクキャンプツーリングのテントの中だったよ。色々言葉遊びをしながら。その状況も面白い。

その頃の作詞のもう一つの方法は、まず一行だけ考えて、次にそこから連想してまた1行、という方法で。結果すごく散文的になるんだけど、全く自由な発想になれるのと、面白い事に読み返してみると、見事に自分の心象を現してる気がした。

ああ、思っても無かったけど自分の奥にはこういう感情があるかも、とか。精神分析医のカルテのような。だから涙が出たりするんかな。

「君は太陽、そして僕が月」っていうのが出てきた時は自分でも驚いた。そしてこれは傑作かもと思った。唄いながらまた涙した。

僕は照らされるばかりでいていいのかっていうネガティブなイメージもあって、好きなフレーズだけど唄う度に胸が締め付けられるような気持ちにもなってた。

今では、夜道を照らす月明かりにもなれると思えば、悪くないな!と思ってます。

小田和正さん「約束」からのプロ論

WS000002毎年クリスマスイブの夜に放送される小田和正さんのコンサート、観れば毎回何かしらの思いを新たにされるんだけど、夕べのはなんといっても、あの御年になって、あの実力を持ちながら、この放送の為に夏から何度も何度も練習とリハーサルを重ねてたってこと。2台のギターだけで弾き語るだけなのに。

別にさらっと唄っても誰もがため息をつく声を持ってるんだから、雰囲気だけで唄ったって皆お金を払うと思うんだけど、カバーする曲の歌詞の1語1語にしつこく注意を払い、理解し、素晴らしく正確なリズムと音程を与え、完璧なハーモニーを重ねる練習を、本人がアマチュア時代以来だと言うくらい毎日続けたって聞いて、単純に感動した。

ちょっと前に見た、自動車整備の達人のドキュメンタリーで、ここまでやっとけばお客は100パーセント満足するけど、そこからさらにお客が気がつかない精度まで整備するのが本当のプロだって言ってたけど、通じるねえ。

誰だか忘れたけど、とある大物ミュージシャンが、アマチュアの頃はただただ演奏するのが楽しくてやる。その次は誰か(お客さん)を喜ばす為に演る。ここがプロとして最低限持つべきモチベーション。だけど、その先にはまた、自分自身を喜ばす為に演るっていう段階が来るんだ。って言ってた。アマチュアの頃に似てるけど、もはや観客には気がつかないくらいのレベルまで突き詰めて得られる喜びが、見えないバイブレーションになって観客に伝わり、その観客の喜びのエネルギーがまた自分にフィードバックされて会場全体でグルーブするんだって。そこまで行くと本当に演奏することが心底楽しくなるって。

もはや「神」と呼ばれる領域でそこまで行けるのか?って思うけど、それこそ自分はまあこの辺でいいや、って思ったら即終わるなぁ!

これまでの、自分なりのプロ論、は「自分は”お金もらって当然のことをしてる”っていう自覚と自信と責任感の元になす行為である」だったけど、また一つ思いが深まりました。

LS3 2015 Final 終了!

20151219_193532_frame_112月19日土曜日は2015年最後のLS3ライブ@中目黒・楽屋でした。

なんと満席!

うれしいいい!

2011年12月23日に初めてのライブを、なぜか大阪でやってからちょうど丸4年。牛歩のごとく遅くとも粘り強く活動して、今年は2月5月8月10月そして12月といいペースでライブができました。

最初のうちは集客のことだけで胃が痛くなる程だったけど、ようやくファンと呼ばせていただいていいお客様が増えてきて、安定してライブが出来るようになりました。これってライブやバンドを続けていく上ではかなり大事なことだと思う。自分たちの音楽が出来さえすれば集客は気にかけない、ライブはやることに意義がある、という姿勢も判らなくもないけど、やっぱプロを自覚するミュージシャン、バンドとしては、共感してくれるお客さんが増えることにモチベーションを持つべきだと。そしてやる側も安心して、ちゃんとギャラも発生して、やれることが結局演奏のクオリティアップに繋がると思います。

それにしても今回はいろいろ頑張ったw

ダンス担当ちえみちゃんは、大胆なコスプレでトランペットを披露!
ピアノ担当タカヤは真っ白スーツ(しかし実は全日のサルサ5の衣装)
自分は・・・電飾男。

そしていつも飛び入りでライブを盛り上げてくれたフルートの天辰くんと、ちえみ氏のトランペットの先生でもある宇野君にゲストに入ってもらって賑々しい雰囲気になりました。

次回は3月24日(木)、同じく中目黒・楽屋にて。ちょっと間が空くけど、その分ネタを仕込んでまた楽しいライブをお見せしたいと思います。