映画「ジプシーフラメンコ」

ジプシーフラメンコリサイズ映画「ジプシーフラメンコ」の試写会に行きました。

カルメン・アマジャが去年で生誕100年だったそうで、それを記念しての公演を作るに居たるドキュメンタリー映画。姪のウイニーやその娘カリメが中心人物になります。

生誕100年、調べたら俳優の故・森繁久弥さんがそうなのね。

踊りを見たい衆には物足りないであろう、淡々としたドキュメント。でも、とても引きつけられる映画でした。

芸に対して純粋に対峙する三世代の表情に、あ、これがプーロってことなんだなって思いました。

プーロって踊りや音楽のスタイルではなくて、ヒターノかどうかでもなくて、その芸に嘘をつかずに取り組んでるかどうか。よく、プーロとモデルノで比較して言うけど、モデルノの対比語はアンティグアで。プーロに関して言えばプーロかプーロでないか、しかないよね。

うーん、逆に芸の世界においてプーロでないものなんて存在できるのか?あったとしても価値はないわなあ。

あ、映画はそんな堅苦しいことは全然出てこないのでご安心を。
ドキュメントとはいえ、どうやって撮ったのかと思うような撮影に際して余計な構えのない登場人物達、只々いい物を作ろうとするアーティスト達の淡々とした、でもときおりニヤッとさせるやりとり、4世代目を担おうとする子供の無邪気だけど時折見せるハッとするような芸人の表情。

三々五々集まって、時間を気にせず遊びみたいに音を出し始めて、ああ、こんな風に音楽や踊りが作れたら楽しいだろうな!って場面が一番好きででした。

たぶんフラメンコと関係無い人でも見れば何かを感じ取れると思います。お勧めします!

 

 

8月9日(土)~※上映約1ヶ月
会場
渋谷ユーロスペース
出演
カリメ・アマジャ、メルセデス・アマジャ“ラ・ウィニー”、ファニート・マンサーノ
料金
前売¥1,500 当日¥1,800